【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期 (アリシゼーション) 17話解説・考察
SAO3期(アリシゼーション)17話の解説を原作のネタバレなしでします。16話の解説はこちら。
各話はAmazonプライムビデオ, Huluなどで配信されています。見直し等される方は、参考までにどうぞ。(本記事更新時点での情報です)
※上部のアイキャッチ画像は公式の14話予告より引用させていただきました。
解説
今回は主に前回カセドラルの外に放り出されたキリトとアリスが休戦協定を結び、協力して塔の外壁を登っていくという内容でした。途中に現実パートが挟まり、最後にユージオの様子が少し描かれましたが、概ねアリスとキリトを中心に描かれた回だったといえるでしょう。2人が塔を登っていく過程の中で、ポイントとなるところを順に述べていきます。
剣を刺しているのは壁と壁の接合部分/選択肢は登るのみ
2人は最初剣にぶら下がっていましたが、あれは壁に直接刺しているのではなく、壁と壁のつなぎ目に剣をねじ込んでいるといったところです。壁自体は膨大な天命と自己修復性を持つことから、いくら整合騎士といえど刺すのは無理です。壁に傷をつけるためには、武装完全支配術を使うしかありません。しかし、あの状況では当然武装完全支配術は使えないので、実質的には壁を傷つけることは100%不可能であったと言えます。
また、壁を傷つけられない以上、壁を破壊してカセドラルの内部に戻るということはできませんから、選択肢としては登るか降りるかしかありません。ここで、降りるという選択肢についてですが、降りてしまうと、一人塔の内部に取り残されたユージオとの距離が開いてしまいますし、そもそも物理的に降りる方が困難を極めます。(今回の話を基に降りるという状況を想像していただければその厳しさがわかるかと思います。) なので、選択肢としては登るしかないのです。
アリスの記憶について
アリスはミニオンを倒した後キリトとのやり取りの中で、自分には上級貴族のようなプライドもないので庶民の祭り(セントリア夏至祭)にも普通に参加するという旨の話をしますが、そこで記憶の異変に気が付きかけます。というのも、本来整合騎士は職務以外で市民と交わることは禁止されているので、祭りに参加したなどというのはあり得ない話なのです。アリスは祭りの記憶はカセドラル職員からの伝聞であるとして納得しようとしますが、やはり腑に落ちないところがあったのか頭を抑えて動揺します。
アリスの記憶を取り戻し、アリス=ツーベルクとしてアリスを奪還するというのは、キリトとユージオの目的のうちの一つですので、キリトとしてはそういった記憶の揺らぎには当然意識してとことん突っ込んでいきます。
休戦協定はまだ継続中
ミニオンを倒したところで、一見休戦協定は終わっても良いように見受けられるかもしれませんが、まだ継続しています。というのもあのミニオンがいたのは85階~90階付近であり、あそこからは塔の中に入れません。カセドラル上層階で外壁から塔の内部に戻れるのは吹き抜け構造となっている95階(暁星の望楼)のみですので、少なくともそこに到達するまでは休戦協定は継続されます。実際アリスは17話でも描かれた通り一人では外壁を登れませんから、あの時点でキリトを切ることはできません。
用語解説
- セントラル・カセドラル
アンダーワールドを統治する行政機関、公理教会の最高本部。アドミニストレータによる支配の象徴。
- 整合騎士
公理教会直属の騎士で軍隊兼警察組織。
- ダークテリトリー
人界の向こう側、果ての山脈を超えた先にある領域。アドミニストレータの支配が及ばない地域。
- ミニオン
ダークテリトリーの暗黒術師(⇔人界の神聖術師)が土から作り出した兵器。ロボットのように知性はないが自律して行動するのが特徴。
※1話から最新話までの用語については以下にまとめてあります。
最後に
今回から原作第13巻に入りました。やっぱり戦闘が続くと面白いですね。アリシゼーション編自体は原作第9巻から始まっています。
それでは、また。
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