アニメなどを中心に様々な情報を発信

【徹底考察】コードギアス復活のルルーシュの考察、感想、気になった点

2019/06/05
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター

 

コードギアス復活のルルーシュの考察を徹底的に行います。多くのことについて触れていきますので、何かしら皆さんの疑問やわだかまりに引っかかるような点があるかと思います。

なお、本作の前提となっている総集編3部作については、本編との違いの考察などを簡単にこちらで行っています、参考までにどうぞ。

※上記のアイキャッチ画像は公式の皇道上映告知CMより引用させていただきました。

 

 

復活のルルーシュにおけるCの世界の状況について

 

復活のルルーシュにおけるCの世界はルルーシュがCの世界の集合無意識そのものにギアスをかけてラグナレクの接続を阻止したことから大きく変貌したとしています。ラグナレクの接続の際、シャルルはC.C.とV.V.のコードを使い、Cの世界へ万人が自由にアクセスできるようにしようとしましたが、ルルーシュはこれを集合無意識そのものに対するギアスで阻止しました。これがまずは本作を理解する上での大前提となります。

具体的にルルーシュがギアスをかけた前後でCの世界がどう変貌したかですが、映画を見る限り、彼のギアスによってCの世界の集合無意識はバラバラになって行き場を失った魂が漂うようになり、さらにそれらはシャルルの欲望の残滓によってせき止められてしまっているとされています。ちょっとこれだけだとまだ漠然としている部分もあるので、私はパンフレットの記述も踏まえた上で具体的に以下のように解釈しています。

R2から復活のルルーシュにかけてのCの世界の状況

元々Cの世界の集合無意識とは、その名の通り、ある種の集合体でした。シャルルのラグナレクの接続は万人にCの世界の集合無意識へのアクセス権を付与するというものであったため、集合無意識がバラバラになって集合体としての体を成さなくなると、この計画は失敗します。なので、ルルーシュが計画を阻止するために、集合無意識そのものに「時の歩みを止めないでくれ」、すなわちラグナレクの接続を止めてくれといった意味(※1)でギアスをかけたとき、集合無意識はシャルルの計画(ラグナレクの接続)を阻止するためバラバラになってしまったのです

シャルルはコードをルルーシュに奪われたことと、集合無意識の崩壊とそれに伴うアーカーシャの剣(思考エレベータ)の崩壊によって、現実世界からはもちろん、Cの世界からも半ば消滅しましたが、本人の執念からか欲望の残滓だけは残ってしまいました。バラバラになった個々の魂(無意識)はCの世界の中を漂っていたものの、ラグナレクの接続を何としても成し遂げたいというシャルルの欲望の残滓がその思いからこれらの魂(無意識)を覆うようにせき止めてしまい、その結果コード保持者(C.C.など)はCの世界(集合無意識)へ思考(脳内)から直接アクセスできなくなってしまったと思われます(※2)




 

※1 Cの世界にある集合無意識には生死と時間・空間を問わずあらゆる人の魂・記憶が集っているため、ラグナレクの接続によって万人がCの世界へアクセスできるようになると、それは時の歩みが停止するのと同然です。

※2 作中で実際にC.C.は直接思考からはアクセスできなくてもアラムの門の遺跡からはアクセスできていたので、遺跡などから一人称視点で肉体を伴ってCの世界へアクセスするのは可能であるものの、アニメ本編でC.C.がマリアンヌと脳内会話していたように思考(脳内)から直接Cの世界へアクセスするのは不可能であると考えられます。

 

C.C.がCの世界にアクセスできなかった理由

 

上記で詳しく記した通り、Cの世界に残っていたシャルルの残滓が原因です。コード保持者は通常Cの世界に思考(脳内)から直接アクセスすることもギアス関連の遺跡を経由してアクセスすることもできますが、このシャルルの残滓によって前者のみが阻害されていました。なので、このCの世界に直接アクセスできないという問題は何もC.C.に限った話ではなく、全世界のコード保持者に当てはまっていたことだと思われます。

 

ミラーバックアップ (コード保持者の不老不死の原理) について

 

復活のルルーシュでコード保持者の不老不死の原理についてははっきり判明しました。ロイド博士によればミラーバックアップと呼ばれる原理だそうで、コード保持者は自分の体が欠損するたびに、予めCの世界で形成されている肉体とその部分を交換するようです。

実際、C.C.はCの世界に直接アクセスできていない期間にもカレンと合流した直後にクジャパットから銃撃された後すぐに復活していますが、あれはC.C.によればすでに作られた残りの部分で補っているとのことです。

しかし、すでに作られた残りの部分で補っているってどういうことでしょう? すでに作っていようが作っていまいがそもそもCの世界には直接アクセスできない状況なわけですから、あまり関係ない気がします。これについては自分なりに考えた結果、以下の結論に達しました。

Cの世界にアクセスできないとはいっても、あくまでアクセスできないのはシャルルの残滓に覆われた魂の領域です。つまり、その外側の領域になら遺跡を経由せずとも思考(脳内)からでも直接アクセスできるはずで、(ラグナレクの接続失敗後にシャルルの残滓が現れるよりも前に)すでに作られた肉体は偶然もしくは何らかの理由でその外側の領域にあったということなのではないかというのが私の考えです。これから形成される肉体はシャルルの残滓で覆われた領域内で誕生するが、すでに形成された肉体はその外側にあるので、その肉体が尽きるまでは、C.C.は欠損部分を修復可能で不老不死である。このように考えると、全て説明がつきます。(実際最後の方でルルーシュがシャムナの作った機械を使ってCの世界にアクセスしナナリーを探しに行っている間、C.C.は自分の肉体を(残滓の中へ)探しに行くと言っていました。)

 

ちなみになぜ、すでに形成された肉体がシャルルの残滓に覆われず外側の領域にあったのかということについてですが、もちろん単なる偶然という可能性もあるのですが、シャルル自身が生前ラグナレクの接続を目指す中で肉体という存在そのものに興味を失っていたということも関係してくるかもしれません。接続が成功すれば、ある意味肉体なんてただの入れ物にすぎないですからね。

 

ルルーシュのコード継承と復活について

 

ルルーシュの心は最初、Cの世界に置き去りになり、肉体のみが復活してしまったことから、不完全な復活状態となっていました。これについて詳しく考察していきたいと思います。

まず前提ですが、コードを継承したものは一度死ぬことで初めてコードが発動して、不老不死の力と他人にギアスを与える力、及びCの世界へのアクセス権を得る代わりに、ギアスを使う能力を失います(※3)

ルルーシュが一度死んだのは、すでにラグナレクの接続が失敗に終わった後の話ですので、Cの世界のバラバラになった魂はルルーシュのものも含めてシャルルの残滓に覆われています。実際作中では肉体のみは復活していましたから、前項のミラーバックアップの話と同じ原理で、ルルーシュについてもCの世界ですでに作られていた肉体はシャルルの残滓で覆われた領域の外側にあり、ゼロレクイエムで一度死んだ際にコードが発動して、Cの世界にアクセスできるようにはなったものの、残滓の領域の中にある自分の魂にはアクセスできず外側の肉体にしかアクセスできなかったため、肉体しか復活できずにいたのでしょう。

やがてC.C.とともにアラムの門からCの世界に入り、シャルルの残滓をかき分けて、自分の魂を発見した結果、ルルーシュは心を取り戻して名実ともに復活します。しかし完全に復活した後も彼はギアスをバンバン使ってシャムナと戦うわけですが、ここで一つ引っかかるのがコードを継承しそれが発動した者がギアスを使っているという点です。コード継承のお約束として、継承したコードが発動した者はそれまで持っていたギアスの能力を失う(※3)というものがありますが、なぜ彼はギアスを使い続けることができたのでしょう。おそらくですが、一度死んで継承したコードが発動した際、肉体のみが復活するという中途半端な復活だったので、発動したコードも中途半端なものだったからだと思われます。一たび中途半端に発動したコードは、魂を取り戻した後も中途半端のままだったのでしょう。初めて死んで発動する時点で心身共に同時に復活しないと正式にコードが発動せず、生前のギアスの能力も失わないということなのかなと自分は考えています。

※3  C.C.は愛されるというギアスを持っていましたがコードが発動して以降その能力を失いました

 

アラムの門について

 

C.C.によればジルクスタンのアラムの門はCの世界にアクセスしてルルーシュの魂を取り戻すための最後の希望だったそうです。他の国々の遺跡は全て朽ちていてCの世界にはアクセスできず、アラムの門のみがCの世界への入り口として機能していた理由について自分は以下のように考えています。

元々ギアス関連の遺跡はほぼ全てシャルルがラグナレクの接続の実現のため皇帝直轄領としていました。(実際、ブリタニアの侵攻ルートはギアス関連の遺跡に沿うような形で行われていたということは本編でも語られていました。) しかし、映画を見る限りジルクスタンに限っては遺跡があるにも関わらずブリタニアは攻め落とすことができなかったようで、アラムの門だけは皇帝直轄領にはならなかったようです。なので、シャルルがラグナレクの接続に失敗して思考エレベータ(アーカーシャの剣)が崩壊した際、アラムの門は他の遺跡と違ってその崩壊に巻き込まれず、朽ちることもなかったのではないでしょうか。

 

シャムナのギアスとコードについて

 

シャムナのギアスは元々は先読み(未来予知)のギアスでしたが、Cの世界の理の変化(ラグナレクの接続を阻止したルルーシュのギアスによる集合無意識の崩壊)によって死ぬと過去へ戻るというギアスに変貌したと映画では語られていました。まあこれ自体は半ば設定のようなものなので、特に引っかかるようなことはないですが、問題は彼女がコードを持っていたということでしょう。映画をよく見ているとわかるのですが、彼女のサービスシーン(入浴時までギアスで戻ったシーン)で腹の辺りにはっきりとコードのマークが描かれていました。しかし彼女は普通にギアスを使えていたので、C.C.のような正式なコード保持者ではないのは確かです。なので、彼女もまたルルーシュのように中途半端なコードの継承を行い、結果としてコードを持ってはいるんだけれどもギアスも使えるといった類の人物であることは確かです。

しかし彼女の場合、ルルーシュとも実は状況が異なります。というのも彼女はアラムの門を使ってもCの世界にアクセスできないのです。彼女は自身の計画 (無限新生による祖国ジルクスタンの再興)を実現するためにCの世界(の深淵)にアクセスする必要があったとされていましたが、その際V.V.からコードを継承したシャルルの血を引くナナリーを機械に入れて利用することで実現しています。彼女自身Cの世界にアクセスして計画を実行するにはナナリーが必要と言っていましたし、また教主C.C.が現れたという報告を受けた際には身柄を確保し国賓級の待遇でもてなせと命令していることからも、Cの世界にアクセスするためには自力ではどうしようもなく、何かしらコードにゆかりのある人物が必要であったということが伺えます。

となると彼女は一体何者なんでしょう。コードのマークが刻まれていたということだけははっきりわかっていますから、それを基に以下のように考えました。

誰かから継承したコードが死に戻りの無限ループによっていつまでも発動寸前で止まってしまっている

ルルーシュの項でも述べましたが、継承したコードが発動してCの世界へのアクセス権と不死身の肉体を手に入れ、その代わりとしてギアスの能力を失うには、一度死ぬことが必要です。しかし彼女は残念ながら死ぬとギアスが発動して過去に戻ってしまうため、彼女にとって主観的な意味で死ぬということはありえません。つまり彼女の場合、ある意味で不死身ともいえるため、コードの発動条件である一度死ぬという条件を永遠に中途半端な形でしかクリアできていないため、コードがきちんと発動せず、コードは持っているんだけれどもギアスは使えてかつCの世界にはアクセスできないという状況が続いているのではないか、ということです。

 

その他気になった点

 

シャムナは最終的にどうなったのか

シャムナはギアスで眠らせれた後十分時間を置いてから爆殺されていますが、この場合彼女はギアスによって永遠に、死ぬ→眠りの途中→死ぬ→眠りの途中のループから抜け出せませんがどうなったのでしょう。やはり彼女は無限ループの輪に永遠に閉じ込められたままなのでしょうか。

二つほど引っかかるのは最後の方でCの世界においてC.C.が彼女に対して送ってやろうかと問いかけていたことと、シャムナが爆殺された際ギアスの欠片が世界中にまき散らされたということです。送ってやるとは、コードを奪うということなのか、それともCの世界のどこかに送り届けるということなのか、そしてギアスの欠片なるものとシャムナの爆殺との間に一体どのような因果関係があるのか、等々については現時点ではあまりにも情報が不足していてはっきりとはわかりませんが、今後続編がもしできるとすればその辺のことについては明かされていくと思います。

玉城が活躍

気になった点というよりは面白かった点といった具合ですが、一応言及しときます。

今作で玉城が活躍しているシーンは2つありました。1つ目は冒頭のシーンで、ゼロカフェの2号店を出店したという場面でした。話を聞く限り彼がゼロカフェの経営に携わっていたようで、経営のセンスは意外とあったようです。

2つ目はシャムナとの駆け引きの中で追い詰められかけていた中、玉城が敵側の無線を使ってルルーシュに連絡をしたということです。本人は思いつきでやったようでしたがこれによりルルーシュは新たな策略を思いつき窮地を脱することに成功します。

C.C.とルルーシュの不老不死について

ミラーバックアップやルルーシュの項目でも触れましたが、2人の不老不死がどうなったのかについてです。

ルルーシュがシャムナの作った機械からCの世界にアクセスしてナナリーを救出に行った際、C.C.は自分の肉体を(シャルルの残滓をかき分けて)探しに行くと言っていたので、C.C.に関しては少なくとも当面の間は死んでもミラーバックアップは継続されるでしょう。しかしその探し出した肉体の分が尽きると死んでしまうと思われます。というのもラグナレクの接続失敗以降に現れたシャルルの残滓はまだ健在であるということと、最終的にアラムの門が水没して遺跡経由でのCの世界へのアクセスという手段が閉ざされた以上、新たに作られる肉体にアクセスできる可能性は極めて低いです。

ルルーシュについては肉体に関して特に言及がなかったのではっきりとは言えませんがおそらくC.C.と状況的には同じだと思います。新たに作られる肉体にはアクセスできず、シャルルの残滓の外側にあるすでに作られた肉体で補うしかないという可能性が高いです。

 

感想

 

個人的には、満足です。否定的な意見もあるようですが、あくまでこれは総集編という別の並行世界を想定しての続編ですので、自分は蛇足だとは思いません。これも数多ある可能性の中での一つの物語として考えればこれ以上ないくらいの出来だったと思います。適度に伏線を散りばめて今後を意識しつつも、話自体はきちんと一本で完結、その上で各登場人物に限られた尺の中でしっかりと見せ場を一つ一つ作ってありました。本当に良かったと思います。

それでは、また。
【グッズ-タンブラー・グラス】コードギアス 反逆のルルーシュ ペアグラス/ルルーシュ&スザク



この記事を書いている人 - WRITER -
アバター




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© とある学生のサブカルNOTE , 2019 All Rights Reserved.