【ネタバレ無し】原作未読向けSAOアリシゼーション WoU2話解説・考察
※上記のアイキャッチ画像は公式PVより引用
SAOアリシゼーションWoU2話の考察・解説を原作のネタバレ無しでします。アリシゼーション編前半1~24話及びWoU最新話までの解説一覧はこちら。
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解説
今回はAパートでアリスがゴブリン達の襲撃から村を守る様子が、Bパートでオーシャンタートル(ラース)襲撃後の様子が描かれました。Bパートについて、よくわからないといったコメント・感想が多数見受けられたのでそちらをメインに書いていきます。
キリトの状態について
前話でも少し触れられていましたが、今回比嘉や菊岡からかなり詳しい説明がありました。キリトがあの状態になってしまった理由は大きく2つ。
一つ目は、
- 前半最終話で起きたラース(オーシャンタートル)襲撃により、一時的にSTL及び周辺機器の電源が落ちた関係で、脳内にサージ電流が流れて大きな負荷がかかってしまった。
二つ目は、
- ユージオやカーディナルの死のショックで、落ち込むと同時に自分自身を強く責めてしまった。
つまり、精神的にも肉体(物理)的にもダメージを食らった結果、ああなってしまったということになります。
ちなみに牛丼云々のくだりについては、自分で意思決定ができなくなったんだな程度の認識で大丈夫です。あそこにそこまでの深い意味はないはずです。
ラース襲撃者の目的
ラース襲撃者の目的は、世界初の真正ボトムアップ型AIアリス(※)のデータを奪うことです。襲撃者がメインコントロール室と第一STL室を占拠した後、それ以上の破壊行動を取らなかったことから、比嘉君は彼らの狙いがアリシゼーション計画のデータであることに気付きました。(破壊行動を続けるとアリスのデータが物理的に吹っ飛ぶ可能性大)
※アリスについて補足
アリスは自分の意志で絶対の法禁忌目録を破り、右眼の封印を解きました。つまり他のアンダーワールド人と違い、アリスは盲目的に上位規則に従うのではなく状況に応じて柔軟に行動することができるため、軍事利用も可能なのです。それゆえ、彼女は真正ボトムアップ型AIと呼ばれています。
アリス争奪戦の開始
前述の通り、襲撃者はアリス狙いでオーシャンタートルに侵入してきました。しかし、退避前後でのラーススタッフの尽力により現実からアンダーワールドへのシステム的な干渉は基本的にブロックされているため、襲撃者はいくらメインコントロール室を抑えたといっても、アリスのデータを手に入れることはできません。
また、サブコントロール室に退避したラーススタッフも状況は同じで、現実からアンダーワールドへのシステム的な干渉ができない以上、アリスのデータを確保することはできません。
しかし、アリスのデータを手に入れる方法はまだ一つだけ残されています。それは、現実側から人間を向こう(アンダーワールド)にダイブさせ、向こうからアリスを強制的に自分たちのいる部屋の方へログアウト(イジェクト)させるというものです。
この方法はラース側も襲撃者側も共に実行可能です。両者ともにSTL室を確保しているため、誰かがダイブしてアリスを探しに行けばいいのです。ただ、両者がダイブした場合、当然向こう側でアリスの奪い合いになりますので、自然と争いに発展します。
アリスの奪い合い、争い、戦争、War of Underworld・・・
何となく物語の全容が見えてきたのではないでしょうか。
用語解説
ボトムアップ型AI
人間の脳を電子的に再現し、それを仮想空間で人間と同様に育成(子育て)することで、人間と同等の知性を発生させたもの。
その他の用語についてはこちらにまとめてあります。参考までにどうぞ。
最後に
今回も前回に引き続き原作15巻の内容です。(WoUは15巻~18巻が該当)
特に後半の現実パートに関しては結構詳しく書いてありますので、興味のある方は参考にするとよいと思います。
それでは、また。
★グッズ情報
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