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【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期 (アリシゼーション) 8話解説・考察

2019/10/06
 
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SAO3期(アリシゼーション)8話の解説を原作の先の話のネタバレ無しでします。7話の解説はこちら

各話はAmazonプライムビデオ,  Huluなどで配信されています。見直し等される方は、参考までにどうぞ。(本記事更新時点での情報です)

※サムネは公式の7話予告より引用させていただきました。

解説

 

今回はウォロ主席との対決から、ソルティリーナ先輩の卒業を経て、キリトとユージオが進級し、新キャラのロニエとティーゼを自身の傍付きとして学院生活を送っているところまでが描かれました。

今回の気になるポイントとしては

  • ウォロの強さの秘訣
  • 花を蘇らせた心意の力 (イメージ力) とは何なのか
  • キリトとユージオが目指すもの

こんなところでしょうか。ソルティリーナ先輩の剣術についてや、アンダーワールドにおける貴族と平民の扱い、2人の通う学校(修剣学院)の概要については7話の記事で解説したのでそちらを参照してください。

ウォロの強さの秘訣

ウォロ=リーバンテインの強さの秘訣については作中でリーナ先輩が説明していました。彼の強さの秘訣は、自分が先祖代々から続くハイノルキア流を継承するリーバンテイン家の後継ぎであるという強烈な自負心及び使命感から来る強力な心意の力(イメージの力)と、代々実剣による一本先取の立ち合いにより多くの剣士からその本質を血肉として自らの剣に吸わせていったというリーバンテイン家の伝統です。

ウォロとの対決の際、途中でなんか幻影みたいなのが背後にたくさん現れて威圧感を醸し出していたのは、あれはウォロが背負ったリーバンテイン家の先祖たちの想いを、表現していたわけですね。

花を蘇らせた心意の力(イメージ力)とは何なのか (アンダーワールドとSTL理論)

あれを見てとんでもないご都合主義だと言っている人がいましたが、まあアニメのみの説明ならそう思われても正直仕方がないです。あれはあの世界のシステムの根幹と関わっているんですけれども、6話でそれについての説明がなかったのでやむを得ないでしょう。原作読んでくださいと言ってしまえばそれまでなのですが、さすがにそれだけでは何なので簡単に説明しておきます。(もしこの手の話は自分で原作を読んでじっくり考えたいという方は以下の箇所はスルーしていただいて構いません)

 

 

あの世界では各人の認識や思考が平均化されたものが実際の映像や現象としてアクセスしている人々のフラクトライトにSTLを通じて出力されます。つまり、アンダーワールドの世界の理や現象というのは人々の認識をSTLを通じて集約したものなのです。したがって個人の思考が極端に強ければ実際の世界の理を多少なりとも変化させることは理論上可能であり、例えば100人の人間がいて目の前にある物を1人が水だと認識し、99人が氷だと認識した場合、水と認識(思考)した1人が他の99人を凌駕する凄まじい思考力で水だ水だ水だと念じれば、目の前にある物体は水となります。今回の花を咲かせた件についても全く同じことで、キリトが再び咲いてくれと強く念じたことで、再び復活してくれたのです。

といってもあまり実感がわかないですかね。要は順番が逆なのですよ。我々が生きている世界では基本的には物体や現象というのは先にそれが客観的に存在して、各々がそれを認識するといった順番ですが、このアンダーワールドでは一部の基本的な理や法則を除き、先に人々が思考することで、それが世界に現象として反映されるというものです。

アンダーワールドでは多くの人(フラクトライト)が暮らしていますが、それらはあくまで仮想世界という箱庭の中での存在でしかなく、実体としてはただのごくごく小さな立方体に閉じ込められた光子です。つまりアンダーワールド内で歩いたり走っている人がいたとしても、彼らは生身の肉体を持っているわけではありませんから、別に実際に動いているわけではなく光子としてのフラクトライトが動いていると思考しているだけです。その思考が実際にSTLを通して情報として反映され、その反映された情報が現象としてまたSTLを介して各フラクトライトに視覚などの感覚情報として伝達されているにすぎません。要するに、アンダーワールドとは肉体を捨て、純粋に魂の情報のやり取りだけで完結した世界なのです。

 

キリトとユージオが目指すもの

最後のシーンで2人が何のためにここまで来たのか忘れてないだろうな的なやり取りをしていました。ギガスシダーを切り倒して旅に出てからこの話には触れられてこなかったので忘れてしまった人も多いかもしれませんが、2人の目標はいたってシンプル。ユージオはアリスの奪還、キリトはアンダーワールドからの脱出+盟友ユージオの補佐です。このために彼らは学院で勉強していたのです。

一見これらの目的と学院で勉強していることは無関係に思われなくもないですが、今後の話で関係性がより色濃く見えてくるかと思いますので、深くは言及しません。ただとりあえずアリスを取り戻すには剣の腕を磨いて強くならなくてはならないということについては容易に想像できるかと思います。

 

用語解説

 

  • STL

魂(フラクトライト)の読み取り(+書き込み)を行う装置。ブレインマシンインターフェース(BMI)の一種で菊岡達(ラース)のやっている実験でアンダーワールドにダイブする際はこれを使用します。本設備に付属するFLA機能を使用することで各フラクトライトの読み書きを加速させ、アンダーワールドの時間の流れを現実より速くすることができます。

  • (上級)修剣士

ウォロ主席やソルティリーナ次席は共に学院内ではこの階級でしたが、そもそもこれは帝立修剣学院の2年生全員がなれるわけではありません。1年生最後の修剣士検定で12位以内の成績を取った者のみがなれ、修剣士となった暁には傍付きとして新1年生を自由に指名する権利が与えられます。(ただし、1年生なら誰でもいいというわけではなく、入学試験上位者の中から選ばなくてはなりません。)

※ 上級修剣士については7話の記事でも触れているのでそちらも参考にしてみてください。

 

最後に

 

今回の話でほぼ原作第9巻と第10巻の内容が終了しました。次回から第11巻の内容に入ると思われます。

それでは、また。

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