【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期 (アリシゼーション) 19話解説・考察
SAO3期(アリシゼーション)19話の解説を原作のネタバレなしでします。18話の解説はこちら。
各話はAmazonプライムビデオ, Huluなどで配信されています。見直し等される方は、参考までにどうぞ。(本記事更新時点での情報です)
※上部のアイキャッチ画像は公式の14話予告より引用させていただきました。
解説
今回は前半でアリスが最高司祭への反逆を誓うに至るまでの様子が描かれ、後半ではユージオが最高司祭アドミニストレータの精神攻撃と色仕掛けに負けて闇堕ちしていく様子が描かれました。
後半のユージオ闇堕ちに全部持ってかれたような回でしたが、前半も含めてストーリー上重要であった箇所がいくつかあったので、そこを中心にみていきます。
アリスが公理教会への反逆を決意できた要因
主に3つあります。
まず1つ目は、最高司祭が整合騎士に無断で敵国ダークテリトリーのミニオンを神聖たるべき公理教会の兵器として使用していたという事実です。これによりアドミニストレータや教会に対する疑念が深まりました。
2つ目は、キリトに自分が整合騎士になる前の話をされた際、少なくとも妹のセルカに関しては記憶はなくとも名前の旋律や響きについてははっきりと心の奥底に刻み込まれているという事実に気付けたこと、です。やはり家族のこととなると記憶を封じられているとはいえ結構効くのでしょう。
そして3つ目は、キリトがアドミニストレータを倒した後の人界の防衛プランを明確に持っていたということです。アリスとしてはいくらアドミニストレータが悪政を行っていたとしても、人界の民を守るためならそれも致し方ないと思っている部分もあったのですが、キリトが最高司祭を倒した後に人界に整合騎士以外の軍隊を用意してダークテリトリーからの侵攻に備えようとしていると判明したため、アドミニストレータに嫌々従っている必要もなくなりました。
ユージオの短剣について
この短剣は元々図書館でカーディナルから渡されたもので、カーディナルと刺された者との間に一時的なパスを形成する武器でした。当初は渡された2本のうち1本はカーディナルの術式でアリスを眠らせて奪還する用、もう1本はカーディナルの術式でアドミニストレータを倒す用でしたが、1本はすでにキリトが負傷した整合騎士ファナティオのために使ってしまっていたので、19話の時点ではユージオが持つ1本のみとなっていました。
セントラル・カセドラル最上階で我に返ったユージオは、眠っている最高司祭にその短剣を刺すかどうか非常に迷います。というのもユージオは外壁でのキリトとアリスのやり取りなど一切知らないわけで、彼としては今ある1本はアリスの記憶を取り戻すために必要であるという認識でしたので、ここで易々と使ってしまうわけにはいかなかったのです。
用語解説
- セントラル・カセドラル
アンダーワールドを統治する行政機関、公理教会の最高本部。アドミニストレータによる支配の象徴。
- 整合騎士
公理教会直属の騎士で軍隊兼警察組織。
- ダークテリトリー
人界の向こう側、果ての山脈を超えた先にある領域。アドミニストレータの支配が及ばない地域。
※1話から最新話までの用語については以下にまとめてあります。
最後に
いよいよ前半2クールの終盤に差し掛かってきたこともあってか、徐々に佳境に入ってまいりました。早く続きがみたいですね。今回の19話は原作第13巻に該当し、おそらく来週もまだ13巻の内容がメインになります。(アリシゼーション編自体は第9巻から始まっています。)
それでは、また。
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