【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期 (アリシゼーション) 11話解説・考察
SAO3期(アリシゼーション)11話の解説を原作のネタバレ無しでします。10話の解説はこちら。
各話はAmazonプライムビデオ, Huluなどで配信されています。見直し等される方は、参考までにどうぞ。(本記事更新時点での情報です)
※サムネは公式の7話予告より引用させていただきました。
解説
今回は前回ライオスとウンベールに対して禁忌目録違反をしたキリトとユージオがアリスに連行されて投獄されるところから、脱獄後、整合騎士エルドリエ=シンセシス=サーティワンと遭遇するまでが描かれました。(途中、現実パートとしてイチエモンとアスナ達のやり取りやアスナが怪しい研究員とすれ違うシーンが挿入されました。)
話自体はそれほど複雑なものではありませんでしたが、キリトとユージオのやり取りの中でちょっと難しい話があったので、そこを中心に考えていきます。
アリス(整合騎士)の記憶喪失について
整合騎士アリスは幼少期の記憶を失っていて、ユージオの事を覚えていませんでした。このことから、キリトとユージオは整合騎士になると、ある一定の範囲で都合の悪い記憶を書き換えられているのではないかと推測しますが、ここで一つの疑問が出てきます。記憶を封じるとはいっても、自分の出自にまつわること(例えば親の顔や名前、生まれた場所など)までは容易に消せません。これらを消してしまうと、自分が何者であるかすら知らないということになってしまい色々おかしなことになります。なので、2人はこういったことから、整合騎士の記憶、もっと言えばアリスの記憶を呼び戻すには、前述のキーワードが鍵になってくるのではないかと、考えました。
しかし、11話のラストで、エルドリエが登場時、こんなことを言っていました。「ほんの一月前に天界より召喚され・・・」
天界より召喚、この言葉は自分に親などいないということを意味してしまっていますね。となると、キリト達の先ほどの推測についてはどうでしょう、外れということになるのでしょうか。残念ながらこれについては次回ほぼ全部明らかになるので今は何も言えません。整合騎士の出自や記憶にまつわる話は、次回(と次々回)で8割方明らかになってきますので、待ちましょう。
バラを見て驚いた2人について
脱獄後、セントラル・カセドラルの庭園まで来たユージオとキリトは一面に咲き誇るバラを見て驚いていますが、これは原作未読者にとっては「?」だったと思います。実際今までアニメではほぼ説明なしだった以上こればっかりは仕方がありません。実は、アンダーワールドではバラ自体が大変貴重というか生息がかなり難しいとされている半ば伝説の花なんですよ。それがこんなに咲き乱れているということで、セントラル・カセドラル ってすごいなあと2人は驚いていたわけです。
キリトとユージオの当初の計画について
今回、2人はアリスと接触することに成功したものの、それは禁忌目録違反によりアリスが捕縛に来てくれたからこそでした。つまり、禁忌目録に違反せず普通に学院生活を送っていればアリスには会えなかったわけですが、では2人はそもそもどうやってアリスに会い、彼女を故郷へ取り戻そうと考えていたのでしょうか。これについては2人の作中での会話の中に答えがありました。どうも2人は学院を成績上位で卒業後、四帝国統一大会という剣術の全国大会で優勝・準優勝して、公理教会から正式に整合騎士として任じられることを目指していたようです。四帝国統一大会で勝ち上がると整合騎士に任じられるというのは初耳かもしれませんが、これについては次回以降、整合騎士の出自にまつわる話の中で詳しく説明があると思うので、それまで待ちましょう。
監獄のザル警備について
あんなザル警備はご都合主義だと言っている人がいましたが、それは違います、あれは必然です。
6話で菊岡が言っていたように、あの世界の民は不自然なまでに善良で、一部を除きほぼ全ての人民は法を絶対に犯せません。ということは、そもそもあの世界で犯罪などほぼほぼ発生しないわけですから、当然監獄に収監される人など、数年に1人のレベルでしかいないわけです。となれば警備がザルになってしまうのも当たり前といえるでしょう。
タイトルについて
今回のタイトルはセントラル・カセドラルという名前でしたが、セントラル・カセドラルってそもそも何でしょう。意外とはっきり言及はされていなかったので補足しておきます。
セントラル・カセドラルとはあの巨大な塔のことです。公理教会の支配を象徴する建物で、政治の中心といってよいでしょう。塔の構造や建設の詳しい経緯、建設過程などについては次回以降、あるお方から詳しい説明がありますので、待ちましょう。
用語解説
まあwikipediaとかにも用語の解説って全部載ってるんですけど、ああいうのって見てしまうと大抵の場合、ほとんどすべてネタバレになってしまうんですよね。こちらではネタバレをしないように上手く書いていますので、是非参考にしてみてください。
- 公理教会
アンダーワールドを統治する行政機関。各国は公理教会によって管轄されています。1話でアリスを禁忌目録違反により連行したのも、今回キリトとユージオを禁忌目録違反で捕縛したのも、この組織です。今回ユージオは脱獄する際、アリスを取り戻すため、公理教会に真っ向から反逆することを決意しました。
- 整合騎士
公理教会直属の騎士。今回はアリスとその弟子エルドリエが整合騎士として登場しました。
最後に
今回も前話に引き続き、内容的には原作第11巻に該当する回でした。次回でちょうど11巻の最後まで進んで、次々回から12巻という流れだと思います。それでは、また。
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