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【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期6話 (アリシゼーション計画) 解説・考察

 
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SAO3期(アリシゼーション)6話の解説及び考察を原作のネタバレ無しでします。5話の解説はこちら

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※サムネは公式の第6話予告より引用させていただきました。

 

 

ストーリー

 

今回はアリシゼーション計画の核心に触れる重要回でした。ただ最後の5~6分は神代博士がアスナにSAO事件と茅場のことを話して謝罪する場面で、アリシゼーション計画そのものとはあまり関係のない話でしたので、今回はここのシーンについての解説は省きます。(特に言及するべきこともないと思うので)

キリトがオーシャンタートルへ秘密裏に搬送された理由

もともと前回の5話で菊岡は、より高度な治療を施すためにキリトを別の場所へ搬送したと彼の親に説明していました。実際6話でも、STLでキリトを治療するといっていますし、この説明は嘘ではありません。が、今回の6話でキリトをオーシャンタートル(ラース)へ秘密裏に搬送したもう一つの理由が判明します。それはキリトがアリシゼーション計画に必須の駒だったからでした。では、アリシゼーション計画にキリトが必須な理由とは何でしょうか。これについてはアリシゼーション計画について細かく振り返っていくことで判明します。

アリシゼーション計画 の概要

ラースが進めるアリシゼーション計画の目的は戦争の兵器(兵力)として使えるAIの開発です。といっても既存のユイのようなトップダウン型AIではなく、全く新しいタイプのボトムアップ型AIでなくてはなりません。というのも前者のタイプのAIは学習していない未経験の事象に対応できないという欠点があるからです。実際に戦場に兵器として投入することを考えた場合、この欠点は致命的です。戦場では何がおこるかわかりませんから。

ボトムアップ型AIとは簡単に言ってしまえば、人間の脳細胞を真似たものを作って、そこに知性を発生させようというものです。こちらの場合はトップダウン型と違って人間とほぼ同じ生体脳の構造を所有する以上、人間と同じように未経験の事象にもある程度対応できるようになります。

アリシゼーション計画の進行

ラースはボトムアップ型AIを開発する上で、第一段階となる人の脳細胞の模倣のために、人間の魂(フラクトライト)をコピーすることを試みますが、失敗しました。ひとたび自我が形成された人間は自分が自分のコピーであるという事象に耐えられないのです。(実際6話では比嘉の魂をコピーしたものとの対話を試みるもすぐに崩壊してしまいました。) そこでラースは人の魂をコピーしてそれを戦争用に教育するという方針をあきらめ、生後直後の人間の魂をコピーして、それをゼロから育てるという方針に転換します。なぜ、これをラースは最初から試みなかったのかというとそれは膨大な時間がかかるからです。最初に試みた方針の場合は、コピーした魂に戦争のための教育・訓練を施すだけで基本的にはOKですが、こちらの方針の場合はコピーされた魂は赤ん坊の状態ですので戦争用の教育・訓練を行う前にまずは言語とかそういった超基本的なところから教育しなくてはなりません。ですので普通にやろうと思ったら膨大な年月と専用の空間を要します。ラースはこの問題をSTLの時間加速機能(FLA)と本計画専用の仮想世界アンダーワールドの構築により解決しました。広大なアンダーワールドという仮想世界でSTLの現実比1000倍の時間加速機能を行って文明シミュレーションをすることで、人間の魂(フラクトライト)のコピーをゼロから成長させた(※)のです。ここにきて、ようやく計画の半分は終了かと思われたのですが‥‥

事はそう簡単にはいきません。アンダーワールド内での文明シミュレーションが進んでいく過程で、1つの重大な問題点が露呈します。それはこの世界で成長した人間(人工フラクトライト)は法やルールを絶対に破れず、そしてそれらの法の中には殺人を禁じる法(項目)も存在しているということです。これでは彼らに戦争をさせることはできません。なので、ラースはこの問題を解決すべく、まずは原因を探ります。

原因として考えられるのは、フラクトライトのコピーの時点でのミス(人工フラクトライトの構造的欠陥)か、アンダーワールドにおけるシミュレーション(育成)過程でのミス、の2択ですので、菊岡らはまずこの2つのうちのどちらが原因なのかを見極めるために、天然のフラクトライトを記憶を全てブロックした上でアンダーワールドにダイブさせて成長させてみることにします。ですが、これも誰でもいいというわけではありません。仮想世界での動きに慣れていないとアンダーワールド内での生活は厳しいことから、被験者としては実際に仮想世界での経験が豊富な人が望ましいです。その結果被験者としてキリトが選ばれたわけです。キリトは菊岡の依頼を承諾し、被験のバイトの一環としてアンダーワールドに記憶を全てブロックした上でダイブします。(SAOやALO等の仮想世界で得た感覚そのものは消さずに残した状態でダイブしたものと思われます。) アンダーワールドにダイブしたキリトは、やはり天然のフラクトライトということもあってか、周囲の人工フラクトライトに多大な影響を及ぼし、結果としてアリスの禁忌目録違反(ダークテリトリーへの侵入)を誘発しました。(1話の内容)

これでついに法を破ることのできる、言い換えれば殺人も可能な個体が発生したので、ラースとしては万々歳だったわけですが、何せ1000倍のスピードで動いている世界ですので気付くのが遅れてしまいました。気付いた時にはすでにアンダーワールド内行政機関公理教会によってアリスは連行され、再び禁忌目録違反ができないようフラクトライトを書き換えられてしまいました。(通常管理者であるラース以外はこのような勝手な真似はできないのですが、ラースの知らないところで人工フラクトライトが進化というか暴走していたことになります。)

アリスの確保に失敗した以上は再び、キリトを送り込んでもう一度誰かしらを法を破れるように覚醒させるか、アリスを公理教会から取り戻すかの二択しかありません。そんな中、ちょうどキリトが現実で襲撃されて重体となったため、治療を名目にキリトを再びアンダーワールドへ送り込めるようになりました。だから、キリトはラース(オーシャンタートル)へ運ばれたわけですね。

ちなみに今回は前回の実験の時とは違ってイレギュラーな状態でのダイブのため現実世界の記憶はブロックされていません。なので1~4話で描かれた通りアンダーワールド内でのキリトはほぼ全ての記憶を保持しています。

また、キリトが六本木のラース支部ではなく、洋上のオーシャンタートルに運ばれたのは、設備的な問題です。ラースの本部はオーシャンタートルですので、設備的には六本木よりもオーシャンタートルの方が圧倒的に整っています。(具体的な設備等についてはも今後の話である程度紹介されると思うのでここでは控えておきます。) 最高レベルの治療を施すにはやはり本部が良いと判断したのでしょう。また、セキュリティ面の考慮もあったかもしれません。

 

※最初期のフラクトライトに関しては実際にラースのスタッフがアンダーワールドにダイブして直接育成しました。ほとんど何もない世界にいきなり赤ん坊を放り出して放置していても、原始人並の知性しか生まれないからです。

 

用語解説

 

まあwikipediaとかにも用語の解説って全部載ってるんですけど、ああいうのって見てしまうと大抵の場合、ほとんどすべてネタバレになってしまうんですよね。こちらではネタバレをしないように上手く書いていますので、是非参考にしてみてください。

  • STL

魂(フラクトライト)の読み取り(+書き込み)を行う装置。ブレインマシンインターフェース(BMI)の一種で菊岡達(ラース)のやっている実験でアンダーワールドにダイブする際はこれを使用します。本設備に付属するFLA機能を使用することで各フラクトライトの読み書きを加速させ、アンダーワールドの時間の流れを現実より速くすることができます。

  • オーシャンタートル

ラースの本部です。本土から離れた洋上にあります。設備等の詳しい話はこの後の話で出てくると思います。

  • 禁忌目録

行政機関公理教会によって定められたアンダーワールドの最高法規。憲法みたいなものですが、現実世界と違って、この法規を破る人間は限りなくゼロに近いです。

  • 公理教会

アンダーワールドを統治する行政機関。ラースが主導したわけではなく人工フラクトライトの手で勝手に発足。

 

最後に

 

今回は本作品の核心部分ということもあり、アニメでも初見の方にとっては結構難しかったかもしれません。実際、原作(6話には10巻が該当)と比べると一部の説明や描写はカットされているので、もっと詳細にアリシゼーション計画やラース及びオーシャンタートルの全貌について知りたいという方は原作を読まれることをおすすめします。(原作は技術的な事も含めかなり丁寧に書いてあります。)

電子

9巻 (アリシゼーション・ビギニング)

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それでは、また。



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