【ネタバレ無し】原作未読向けSAO3期 (アリシゼーション) 15話解説・考察
SAO3期(アリシゼーション)15話の解説を原作のネタバレなしでします。14話の解説はこちら
各話はAmazonプライムビデオ, Huluなどで配信されています。見直し等される方は、参考までにどうぞ。(本記事更新時点での情報です)
※上部のアイキャッチ画像は公式の14話予告より引用させていただきました。
解説
前回はセントラル・カセドラルの階段を登っている途中、2人の少女と遭遇したところで話が終わっていました。今回はその続きです。
内容としては前半Aパートではキリトとユージオが2人の少女との会話の最中に毒を盛られて麻痺状態のまま50階まで連行、後半Bパートでは何とか解毒に成功した2人が整合騎士ファナティオと戦う、といった形でした。そのため特に難しい箇所はなかったように思われますが、一応何点かだけ確認しておきます。
キリトはどうやって解毒したのか
キリトは2人の少女(フィゼルとリネル)と出会った時、もうその瞬間から警戒をしていました。まあ彼は百戦錬磨のMMOプレイヤーなわけですから、当たり前ですよね。そして、2人が「整合騎士以外のカセドラル職員(神聖術師など)は部屋から決して出ないようにとの指示が出ている。」とうっかり口を滑らせてしまった時点で、警戒していたキリトは2人が整合騎士(見習い)であることに気付きます。そりゃそうですよね、整合騎士以外は部屋から決して出るなという命令が出ているのに、出ている人間が目の前にいるということは、100%整合騎士です。アンダーワールドの場合、外部の人間以外は上位規則や法規には基本的に絶対逆らえない仕組みとなっているわけですから。(例外としてアリスがいます。6話で出てきた通りラースはアリシゼーション計画においてこの例外を欲しがっているわけです。)
こうして2人が整合騎士であるということを察知できたキリトは、2人を注意深く観察します。その中で毒剣を持っていることに気付いたので、前もって解毒の神聖術を詠唱しておきました。なので、キリトはいざ2人に刺された際、一度倒れはしたものの、最終的にはあらかじめかけておいた術式によって無事復活することができたのです。
カセドラル50階にて見事復活したキリトはスキを見て、まず2人から剣を奪い、逆に彼女たちを毒で麻痺させます。そして次に、リネルのポケットから中に入っていた解毒剤を奪い、ユージオに飲ませることによって彼を解毒しました。
ちなみにこの際、キリトはユージオに対して口の麻痺が解け次第、すぐに武装完全支配術の詠唱を行うように言っていましたが、これは50階奥にてすでにキリト達を待ち構えている整合騎士ファナティオとの戦いに備えるためです。(武装完全支配術は詠唱完了後黙っておくことで、一定時間は発動直前の状態を保持しておくことができます。)
整合騎士ファナティオが一人で戦った理由
整合騎士ファナティオは配下に四旋剣と呼ばれる四人の騎士達を抱えていましたが、実際のキリト達との戦闘では最初の場面を除き、ずっと一人で戦っていました。もちろん五人で戦った方が有利なのは間違いないのですが、これはまああくまで騎士としての彼女のスタンスですね。整合騎士デュソルバートや整合騎士エルドリエを倒しここまでやってきた彼らの剣術がどんなものなのか、体で実感したかったのでしょう。
用語解説
- セントラル・カセドラル
アンダーワールドを統治する行政機関、公理教会の最高本部。アドミニストレータによる支配の象徴。
- 整合騎士
公理教会直属の騎士で軍隊兼警察組織。
- 武装完全支配術
剣の持つ力を心意を利用して解放する強力な術。
最後に
前回に引き続き今回も戦闘中心の回でした。原作では第12巻にあたります。(アリシゼーション編自体は原作第9巻から始まっています。)
それでは、また。
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